愛を囁いてもいいですか。




無理無理ムリムリ…っ!

だって私――!


「私、全然かわいくないし…!」

『っ…!』

「女の子らしいところなんてないし、お金もないし、働いてる会社も大きくないし…!」


だから、だから…


「私じゃ、香坂さんには似合わな――」

『そんなこと、誰が言った?』

「っっ!?」


怒りがこもったような低い声が聞こえて、掴まれた手首を引っ張られた。

おかげで私と香坂さんの距離は大きく縮む。


『僕は君がいい。僕は外面目当てにこんなことは言わない。』

「――!」

『誰かが僕達のことを似合わないと言っても、僕の君への気持ちは変わらない。』


さっきの気まずそうに告白した人とは思えないくらい凛としてて。

真剣にそう告げる香坂さんに見つめられた私は、赤面するしかない。