愛を囁いてもいいですか。





それからも、私達の攻撃は続いた。

気付けば前半戦で56-22

もちろん、こちらが優勢だ。


ダンッ


──くそ、スリーポイント入れられた!

相手チームもまだまだ負ける気はないらしく、スリーポイントを狙ってくる。

先に試合の中でスリーポイントを決めたのは相手チームだ。

──むかつく。


「…ねぇ、私も狙っていい?」


オフェンスにいるチームメイトの梓に指示をあおる。


『──いっちゃいな。』

「OKーっ」


ゴーサインは出された。

後は、私が入れるだけ。


そこにちょうどよく──


『美沙子っ!』


パシッ


私の元に回ってきたボール。

これは決めろってことよね?


ダンッ


相手チームのディフェンスをかわし、スリーポイントラインギリギリの所でジャンプして──


パシュ──ッ


……ワァアアアーーーっ!!


私がスリーポイントを決めた瞬間、会場内は歓喜に溢れたのだった。