「海斗〜!


お前イライラしてんのは分かるけど


歩くの早すぎな。」


「…わり。」


「…で。


大川、見た感じ手応えどうよ?」


と、瞬が意味深な笑みを浮かべて俺に尋ねてきた。


てか


手応えとかんなもん関係ねぇ。


「無理矢理にでも俺に惚れさせてやる。」


「ふはっ。


だよな〜!海斗らしいな。


がんばれよ。」


「ん、サンキューな。」


瞬に礼を言った瞬間


「海斗が…


礼を俺に言うなんて…!?


ゆ、雪ふる…」


そんなに珍しいのか…?


「てか、まだ9月だし。」


そんなこんなで、今日の昼休みを終えた。