学校1のイケメンヤンキーに溺愛された件。【完】



「ん。


良ーよ。


あ、怪我ねぇ?」


「……」


なにも言わないあたしに不安になったのか


「おい、どした?」


と言って顔を除きこんできた。


その途端私は体の力が抜けその場に座りこんだ。


「…っ…こわ…かった…っ」


ほんとに怖かった。


水嶋くんが居なかったら私…


そう考えると、自然と身体が震えて涙が溢れてくる。


そんな私を、水嶋くんはそっと抱きしめて


頭をよしよししてくれた。


その温もりに安心して、またドっと涙が溢れる。