「まぁ、言われなくてもわかってるけどね」


その鼻へし折ってやろうかとも思ってけど、本当にかっこいいから、仕方ない。


「それにしても、紗知も結構可愛いね」


私はふと隣にいた紗知を見た。

「結構は余計よ!でも、本当に可愛いでしょ?
やっぱり空も着ればよかったのに~」


今更言われても、どうすることも出来ないし…

でも、確かに今言われてみると着たくなっちゃう。でも、やっぱりどうする事も出来ない。


「なぁなぁ!俺はどう?」

大介が横から割り込んできた。


「あぁ、大介はいつも通りかっこいいと思うよ多分」


私は大介にぶっきらぼうに応えた。


「多分は余計だっつーの!一瞬ドキッとしちゃったじゃーねーか!俺のトキメキを返せ!」



「うわー女々しい…」

本当に、トキメくって女子かお前はと私も突っ込みたくなった。



そろそろ準備しなきゃ。えっと…私の担当はっと…料理担当か。