翌朝、携帯を確認すると。
朝7時にカケル君からラインがきていた。
『コウタ1時に帰ってきたよ。』
とりあえずひと安心。
でもこれからどうしたものか、と。
カケル君もあたしに想われてこんな感じなのかしら。
何となく、カケル君の気持ちがわかった気がした。
男に生まれてきたら、こんなことで悩まなくてずっと仲良しでいられたのにな。
コウタとカケル君と3人で仲良し。
みんなそれぞれ彼女作って、そしたら6人で集まったりして。
そんな将来もあったかもしれない。
けど、あたしは女の子。
カケル君の妹的存在で。彼女に紹介されることもなく。
されたとしたら、もう平気かなあ。また傷つくかな。
自信ないな。
コウタに告白されて、つきあったら
弟の彼女ってことになって。
コウタと結婚したら本当の妹になっちゃうな。
そんなことにはならないな。
あたしはコウタのこと異性として、みれてない。
コウタは弟。
カケル君の弟。
手を繋いでも、抱きしめられても。
変わらない。
心が動かない。
でも、コウタがカケル君の弟じゃなかったら付き合ってみてもいいって思えたかも。
好きだし、一緒にいて楽だし、楽しいし。
手を繋いでも、いやじゃないし。
あたし、やっぱりまだカケル君に未練があるんだな。
コウタと付き合ったらカケル君を完全に諦めたことになるのが、いやなんだ。
それがわかってる。
コウタと付き合ったあたしとは間違っても付き合ってくれなさそうな気がするから。
それが頭の片隅にあるからコウタを拒絶しちゃうんだ。
それならば、
コウタと付き合おうかな。
カケル君を切り離すためにも。
あたしはカケル君断ちしないと、前に進めないんじゃないかな。
そうと決まれば善は急げだ。

