光side


行く当てなくベンチに座る


「...あーあ」

かき氷は溶け始めてきてる

夢だったんだ...


1つのかき氷を好きな人と食べるの

...叶えられる最後のチャンス


「...うっ」

目に涙が溜まる

こぼれないのが不思議なくらいに


「ねぇ君!」

やる気なく声の主を見る

「...ダレ?」


見た目先輩くらいの男の人

「ダレって...ひどいな」

「じゃあ...ごめんなさい」

「フフッ」