「汗凄いかいててベトベトする。私、折角もうシャワー浴びたのよ」 今は熊プリント柄のパジャマである。 某スーパーの婦人服売り場でかなり値下げをしていたものだ。 「なら、汗を拭けばいいんじゃないか」 彼は洗面所からタオルを持ってきた。 そして自分の首、腕、足…と忙しなく拭いていく。 私はふっ、と笑う。何を必死にそんなキスをする必要があるのだろうか。 ならば、焦らしてやれと悪魔な自分が顔をだしてきたからそれを受け入れた。