アスファルトの斜面に倒れた膝は血が滲んでいたがそう酷くはないらしく、流れるほどは出ていなかった。 変わりに日陰であっても首筋に流れる汗は止まらない。 気休めのふーふーも効果がないし、のっそりと私は立ち上がった。 そして今度は足取りしっかりと坂を下っていく。 いつからだったろうか。 確か小学校の高学年くらいだったと思う。 夏の七日間、近所を散歩する。 それがいつの間にか毎年恒例の言わば自分の中の行事ごとのようになっていた。