青の向こう




気遣いに長けた優しさと、サッカー部という看板、割に整った顔の彼はクラスで間違いなくNo.1にモテていた。

そもそも彼は第一ボタンまでしっかり閉めていた。


私は田舎で生きる中学生(ここが大事。高校生ではなく中学生)が大事にするのはいかにチャラいか、という事だと思っている。

どれだけチャラく見えるかは、つるんでいる友達や行動、制服の大胆なアレンジ、髪色や眉毛などの外見で決まる(これも持論)。


そんな訳で私が通っていた公立中学校では大概の男子がチャラかった。

まともに制服を着ている子もいたけれどそれは部活をしている男子や、真面目な優等生タイプ。


そんな大分された三つのグループの中で女子達が選ぶ半分を占めたのは部活男子だった。

やっぱり何かに打ち込む事が出来る男はかっこいい。


人生を適当に過ごし、投げやっている自由な男に惚れる女子もいる。

けれどやっぱり女子達は本能的にしっかりした男を選ぶようだ。


将来、自分や子供を養っていける男をしっかり選ぼうとする本能が女性にはあるのかな、と私は思う。

母性本能というやつだろうか。


我ながら古い考え方だと思うけれど、女子がそういった男子を選ぶのは事実だった。