二年生になって、三週間が過ぎようとしていた。
あいかわらず、隣の竜斗は毎朝遅刻。
でも、前よりは話せるようになったし、竜斗のことをだいぶ知った気がする。
優里香には、お似合いとか言われちゃったし。
「優里香ぁ〜。告白ってどのタイミングかな?いつかな?」
「奈美の心の準備ができたらで、いいんじゃない?」
「そっかあ。分かった。優里香は、告白するときなんて言ったの?」
「えー///」
優里香は少し照れている。
「裕太君のことが好きです。付き合ってください。って!」
「パクっていい?」
「だめー!」
だいぶ私の心の準備はできてきた。
あとは告白するだけ…かな?
帰りに沙羅と公園に寄った。
「懐かしいよねー、ここ。」
「だよね。よく遊んだよね。」
ブランコに乗っていると、後ろから聞き覚えのある声がした。
「奈美?と、立川?」
「あ、バカ奈美ー!と、立川ちゃん!」
竜斗と拓也だ。いつの間に2人とも仲良くなったんだろう。
「拓也、バカは余計ですー。」
「拓也君、いいかげんちゃんつけるのやめて。」
「へへへー(笑)」
拓也はいつでもテンションが高い。尊敬できるくらい。拓也とも、この公園でよく遊んでたなぁ…。
「あ、そうだ、奈美!」
沙羅が耳元で言う。
「告白、しちゃいなよ!」
「え!今!?」
「うん、今しかないって!」
今しかない…。もし明日、竜斗に彼女ができてたら。この気持ちは伝えられないまま、終わっちゃうのかな?
そんなの、嫌に決まってる。この気持ちは絶対に伝えたい!
「頑張るよ、沙羅!」
「うん!見てるから。あ、ほら。竜斗たち帰っちゃうよ!」
竜斗と拓也は帰ろうとしていた。
頑張らなきゃ…!!!
「竜斗!!」
「んー?」
竜斗のほうに走る。緊張して、ドキドキが止まらない。
「あ、あの…!竜斗のことが好き…。無理かもしれないけど、付き合ってください!」
あー今絶対顔赤くなってるよ…。
「俺も。」
「え…?」
「俺も奈美のこと好きだから。」
「えええっ?」
「だーかーら、何回も言わせんなって!
付き合おうって言ってんの!//」
竜斗が腕で自分の顔を隠しながら言う。その仕草だけでも、私はキュンってしちゃう。
「うん!」
気づいたら私は嬉しすぎて泣いていた。顔を手で隠して、竜斗に見られないように。
すると、竜斗は私の手をとって、自分のほうへと引き寄せた。
…ギュッ
竜斗の腕の中はとても暖かかった。
「俺から離れんなよ?」
離れる気なんて、あるわけないじゃん。
「うん!」
竜斗が好きで好きでたまらないよ…。
「わーぉ。おめでとー!」
拓也はあいかわらずハイテンション。でも、どこか悲しそうな目をしてた。
「奈美、おめでとう!!」
「沙羅ぁ〜!ありがと〜!」
泣いて、うまく言えない。
「じゃあ、私たち帰るね。」
そう言って竜斗と拓也に手を振る。
「竜斗、大好きだよ!」
「おー。俺も!」
もう、嬉しすぎるよ…。両思いなんて、なれるはずがないと思ってた。夢みたいで、嬉しいしか言えない…。
「このやろー。リア充しやがって!」
向こうで拓也が竜斗に叫んでいるのが聞こえた。
私と沙羅はクスクス笑いながら
家へと帰った。
大事な大事な2人の記念日。
好きって思いが溢れてくる。
あいかわらず、隣の竜斗は毎朝遅刻。
でも、前よりは話せるようになったし、竜斗のことをだいぶ知った気がする。
優里香には、お似合いとか言われちゃったし。
「優里香ぁ〜。告白ってどのタイミングかな?いつかな?」
「奈美の心の準備ができたらで、いいんじゃない?」
「そっかあ。分かった。優里香は、告白するときなんて言ったの?」
「えー///」
優里香は少し照れている。
「裕太君のことが好きです。付き合ってください。って!」
「パクっていい?」
「だめー!」
だいぶ私の心の準備はできてきた。
あとは告白するだけ…かな?
帰りに沙羅と公園に寄った。
「懐かしいよねー、ここ。」
「だよね。よく遊んだよね。」
ブランコに乗っていると、後ろから聞き覚えのある声がした。
「奈美?と、立川?」
「あ、バカ奈美ー!と、立川ちゃん!」
竜斗と拓也だ。いつの間に2人とも仲良くなったんだろう。
「拓也、バカは余計ですー。」
「拓也君、いいかげんちゃんつけるのやめて。」
「へへへー(笑)」
拓也はいつでもテンションが高い。尊敬できるくらい。拓也とも、この公園でよく遊んでたなぁ…。
「あ、そうだ、奈美!」
沙羅が耳元で言う。
「告白、しちゃいなよ!」
「え!今!?」
「うん、今しかないって!」
今しかない…。もし明日、竜斗に彼女ができてたら。この気持ちは伝えられないまま、終わっちゃうのかな?
そんなの、嫌に決まってる。この気持ちは絶対に伝えたい!
「頑張るよ、沙羅!」
「うん!見てるから。あ、ほら。竜斗たち帰っちゃうよ!」
竜斗と拓也は帰ろうとしていた。
頑張らなきゃ…!!!
「竜斗!!」
「んー?」
竜斗のほうに走る。緊張して、ドキドキが止まらない。
「あ、あの…!竜斗のことが好き…。無理かもしれないけど、付き合ってください!」
あー今絶対顔赤くなってるよ…。
「俺も。」
「え…?」
「俺も奈美のこと好きだから。」
「えええっ?」
「だーかーら、何回も言わせんなって!
付き合おうって言ってんの!//」
竜斗が腕で自分の顔を隠しながら言う。その仕草だけでも、私はキュンってしちゃう。
「うん!」
気づいたら私は嬉しすぎて泣いていた。顔を手で隠して、竜斗に見られないように。
すると、竜斗は私の手をとって、自分のほうへと引き寄せた。
…ギュッ
竜斗の腕の中はとても暖かかった。
「俺から離れんなよ?」
離れる気なんて、あるわけないじゃん。
「うん!」
竜斗が好きで好きでたまらないよ…。
「わーぉ。おめでとー!」
拓也はあいかわらずハイテンション。でも、どこか悲しそうな目をしてた。
「奈美、おめでとう!!」
「沙羅ぁ〜!ありがと〜!」
泣いて、うまく言えない。
「じゃあ、私たち帰るね。」
そう言って竜斗と拓也に手を振る。
「竜斗、大好きだよ!」
「おー。俺も!」
もう、嬉しすぎるよ…。両思いなんて、なれるはずがないと思ってた。夢みたいで、嬉しいしか言えない…。
「このやろー。リア充しやがって!」
向こうで拓也が竜斗に叫んでいるのが聞こえた。
私と沙羅はクスクス笑いながら
家へと帰った。
大事な大事な2人の記念日。
好きって思いが溢れてくる。
