幸福理論



君と僕の間には、


壁があって。


壊せない、頑丈な壁で。



君の胸に飛び込みたい、


そんな風に思うけど、



作られた壁は壊れなくて。


君に触れることもできなくて。




こんな苦しいリョウオモイなら、



いっそのこと、



君の壁を壊してでも、


君に触れたい。


それでカタオモイに戻ってしまっても





後悔はしないと思うから。