駆け引きオフィスラブ〜幼なじみにはカナワナイ?〜

だからもう俺が彼女に出来ることはこれしかない。彼女の夢を取り戻して、そして・・・彼女の不安を取り除く。



それが今まで動けなかった要因だとしてもそれでも俺はもう動くしかない。



Partenzaの教会の扉を開ける。あえてここで全てを話すと決めた。


公私混同することになるし、仕事場で話す話じゃないけれどあえてここを選んだ。


今日、人事課長から舞花に直接、辞令が下されたはずだ。この辞令を貰う為に時間と労力をかなり費やした。



でもこれでもう舞花は俺のそばでまたあんなバカででも人が思いつかないような魅力的な発想を持つプランナーを続けることができる。



「今日、辞令が下りました。説明していただけますか?」