「とりあえず、今日もあそこに行くぞ。頭では思い描いてるけど実物を見てラフ画を書きたい。昨日はそれどころじゃなかったからな」




小坂さんの言葉につい赤く染まる頬。




あんな熱烈な告白を受けたのは生まれてはじめて。




ねえ、小坂さん。あなたが昨日の場所に連れて行ってくれるのならあたし、そこであなたに言うよ。




「あたしもあなたが好き」だって。