ハイド
「それでか …… 神殿に行きたく無いと部屋に篭り、言い訳に ともちゃんの事を出しているのかもしれないね 。」




ライト
「救世主様が そんな事を言い訳にしていいんですか?

本当に凄いのは、魔力量だけですね?アレスもレオも何してんだろ。」




ハイド
「そうなんだ…。まだ録に魔法も使えんし…んっ?
そう言えば ともちゃんは いつ魔法 使える様になったんだ?気がついたら 使えたよね? 」



ライト
「ハイドさんが ともを学園に通わせようにアレスに進言くれたからですよ。


フローラも色々 教えてだけど …でも一番は ガイ学園長が 個人指導してくれたのか大きかったと思います 。」



ハイド
「そうなのか?少しは役に立てたのだろうか?しかし あのとき 私が学園への手続きしてあげてたら… 余計な苦労しなくても 済んだのに…… 。本当に 頑張ったんだな。



えぇぇと、実は …… 相談なんだが。 アレスとレオが あれだから 、カルスに 事情話して ともちゃんのこと 紹介して欲しいんだ。

ロード(カルスの父)に 相談したら、"カルスに 任せる" と 言うもんだから……。」


ライト
「分かりました。カルスなら 分かってくれる と思います。 融通 効かせて貰える筈だし 。早い方がいいですね。今から 会ってきます。 」



ハイドさんは 頷くと少し微笑み……

頼むなと告げ 手を振り ながら 転移で消えて行った。



ライトはそのまま カルスのとこに向かう。

城の中に入り 執務室へ





"トントントン"




ドアを ノックして 待つ……



『どうぞ 入って来て下さい。』



返事が 聞こえたので、ドアを開け 入る。




ライト
「元気か? さっき ハイドさんに大変だって 聞いたから 寄ってみた。」





カルスが 深く ため息を ついてる……

これは かなり疲れてるなぁ…と感じる。




カルス
「あぁ、最近 仕事が終わらなくてな……。

で、何か 用があるんじゃないのか?」



その時 "トントントン" ノックの音がなる。



カルスが、返事 する前に 入ってきた。



ハイド
「失礼するよ。まだ ライトいるかい?」




カルスが、席を 立ち上がり オレを見る。



カルス
「はい。先程来たばかりですので居ますが 」




俺はハイドに 一応 挨拶をする。




ハイド
「良かった……さっき ムーン家のジェードが挨拶に来てくれてな連れて来たよ。

私の下で 働いてくれる事になってるので 今後 宜しく頼むな。」






ジェード
「お久しぶりです。やっと 卒業したので また これからも宜しくお願いします。(笑)」



笑って お辞儀をする。

いや 2年で高等部 卒業したのを やっととは… 言わないけどな……




いや こいつらしいな。昔から 変わらないよね!





ハイド
「よろしく頼むよ。 あと こいつ ともちゃんのこと 知ってるみたいだから!」





ライト
「やっぱり お前たったんだな。そっか……前 フローラとも話してたんだよ。

で、ともには 何か 話し聞いてる?」



カルスは なんのことかと 興味はないらしい。



ジェード
「えっ ライトさんもとものこと知ってるんですか? フローラさんも? あっ 城でか…! 本当 いいやつですよね 。

卒業してからは 会って無いですけどね。

城で 待女してるって言ってたんですけど 今日探してるんですけど居ないんですよ 。 何か知らないですか? 」

ハイド
「待女は、辞めたよ。卒業の日に。悪いことをしたよ 。」



ライト
「アレスとレオが秘密裏に進めた事だったんでしょう?。」



驚いた顔を カルスが 話す。


カルス
「えっライト ? 嘘をつかれたんじゃないか? アレスは『救世主様が嫌だから 辞めたい』と言われたって聞いた。それもお金まで請求してきたって言ってたぞ。」



アレスから 色々聞いてるらしい。



それも …… 嘘を ついてるし ……。





ジェード
「えぇ! それは無い。俺の知ってる奴と違うんじゃないですかね ?

ともは そんなこと 言う奴じゃないですよ。」



ライト
「オレのも そんな子じゃないと 思うよ。」




ハイド
「私もそう思うよ。アレスに 聞いたなら カルスは、アレスを 信じるしかないからな…

( やっぱり……カルスに任せるって言ってたのは、こういうことか…… 分かって良かった。)

今日、皆で ともちゃんが嘘ついてるか 確認してきてくれない?」



オレとジェード はすぐ了承しだが ……


カルスは考えて 渋々了承してくれた。