「先輩、改めていいます!!
今日はありがとうございました!!」

「こちらこそありがとう。」

「また、一緒に来てくれますか??」

「そうだね。また、来ようっ」

あたしは、そう答えて
窓の外に目をやる。


「先輩、知ってますか??」

「え?」

「この観覧車の色には1つ1つに意味があるんす」


あたしから目をそらしたまま、
言う美咲君。


「意味??」


「はい。この観覧車は、赤、橙、
黄、ピンク、青、紫、って言う6色あるでしょ??」

「うん。」


美咲君は、

この観覧車の色の意味を話し始めた。