お昼を食べ終わった。
「先輩、何乗ります??」
「え?うーん。美咲君は、何乗りたいの??」
「あれ!!」
そう指を指したのは
メリーゴーランドだった。
子供かっ……
「あーっ!!先輩今、子供って思いましたよね!!」
おーっ鋭い……
「ごめん……思った……」
「ほらぁっ!!」
「ごめん、あんまりはしゃぐから、面白くって……」
「先輩、今日は沢山笑ってますね」
そんな自覚は全くなかったけれど、
そうだとしたら久しぶりに笑えた。
「そう?じゃあメリーゴーランド乗ろっかっ!!」
「はいっ!!」
あたしと美咲君は、メリーゴーランドに
足を進めた。