「あの、そろそろお昼食べない……??」


「あっ!!そうっすね!!」

そういって、5回目のジェットコースターは
免れた。

正直絶叫系は苦手だったけど、
あまりにも楽しそうで
断れなかった。


「何食べます??」

「うーん……
あたし、ハンバーガーが食べたいかな。」

「了解っす!!」

そう、あたしに笑顔を向けて言った
美咲君は、あたしの望んだ
ハンバーガーを買ってきてくれた。

「ありがとう……お金……」

「先輩いいっすよ。今日はデートだから……」

「あ、ありがとう……」


美咲君は楽しんでくれてるんだ。


お礼のつもりで来たのに、
あたしの方が楽しませてもらってる気がする。



ありがとうね……