「ちょっと来てくださいっ!」

「え?ちょっ……」

手首を掴まれて痛い……


どうしたの?

美咲君なんか、怒ってる??


そして、連れて来られたのは誰も使っていない
空き教室



──ドンッ

「痛っ」


壁に押し付けられてる!!


「ごめん、先輩。」


あたしの肩におでこを付ける美咲君。


「どうしたの?」

「才華先輩。授業中泣いてたでしょ??」


え?

バレてる!!


「泣いてな……」

「嘘つかないで!!僕、ほんとに心配だったんだから……」


美咲君……