「……っふぇっ……」


ダメだったじゃん……


どっちにしてもあたしじゃダメじゃん……


何なのよ……



「はぁ……」


どんな顔で会えばいいかな……


もう、無理だよ……



亜澄達お似合いだし。


あたしの入る隙ないじゃん……


あたしはそんなこと言いながら涙をふく。


ほっぺたを両手でパンパンと叩き、

トイレから出る……



「よし……!!」


教室に戻ったあたしは亜澄の元へ駆け寄り

精一杯の作り笑顔で




「亜澄!!お、おめでとう!!」





そう言った……