「見てよー!知っててほしいから!才華には!」



あたしに知っててほしい?
そんな……


「分かった、ちょっとトイレ行くね……」

「はぁい!!」



亜澄の笑顔が辛い……


「はぁ……」


あたしはトイレの個室に入って座る。


そしてスカートのポケットに入った携帯を出す。


「……はぁ。」


ため息が止まらない……



メールをもう一度見る。




もう見たくないんだけどな……