『君、彼女の彼氏??』
俺は頷いた。
ショックで声が出なかった。
『今救急車呼んだからね!!』
そう言って俺と美佐子に声をかけ続けてくれた、通りすがりの男性。
俺は……
何をやってるんだ……
“ねえ!!啓人!!あのお店に行きたいっ!!”
さっき、意地でも止めておけばよかった。
なんで、分かったなんて言ったんだ俺……
俺が分かったなんて言わなければ美佐子はこんなことにならなかったはずなのに……!!
俺はその場に座り込んだ。
自分の頭を両手で抱えるようにして
自分を責めた……
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