「お、おはよ!中本さん」 佐久間君に話しかけられた。 佐久間君の目を見ながら、私も挨拶。 「おはよう……さ、佐久間君」 私があいさつし終わって佐久間君を見ると頬を少しだけ赤くしながら私から目を逸らしている佐久間君。 ドキ…… 彼のそんな照れたような顔にドキッとしてしまった……。 そして私は佐久間君に背を向けて、 才華の家のチャイムを鳴らそうとした時…… 「中本さん。佐久間はやめてほしい」 そう言われた。