そして体育が終わり、昼休みになった。

「食べよ!!」

と亜澄はあたしの方を向いてお弁当を広げ始める。

「もうすぐ体育祭だね」

「そうだね」

借り物競争か……
普通に分かりやすいのにしてほしいな……


「ねぇ、何を借りなきゃいけないと思う??」

「うーん。香水とかなら女性持っていそうだけどね」

「そうだね…でも、
普通じゃ無いものだったらやだよね……」

とため息をつきながら話す亜澄。


「そうだよね。あたしも思ってた」


なんて、話しているうちに昼休憩は終わってしまった。