「ふぅ~やっと終わった……」
あたしってお人よし過ぎる!?
まぁいっか……
帰ろ……
あたしは教室の鍵を閉め職員室に向かった。
「あっ、先輩!」
「美咲君。」
「どこ行くんすか?帰るなら反対じゃ……」
「あぁ、職員室に鍵返しに行くの」
「なら、俺、返しておきますよ?」
「え?ほんと?ありがとう!」
美咲君に鍵を渡して、あたしは下駄箱に向かった。
美咲君今日はクラブなんだ……
サッカーのユニホーム着てた。
なんて考えていたからか、いつの間にか家の近くまで来ていた。
「もう、着いちゃった……」
やけに早い帰宅に驚いた。