翌日あたしはいつもより早く学校について暇だったから、
改めて学校の中を散歩することにした。


あたしたちの教室は3階にあって、
3階には図書室、美術室がある。


1年生の頃はよく、亜澄と図書室に居て、
2人で本をたくさん机に積んで昼休憩だけでは読み切れないのに

毎日毎日積み上げてた。


図書委員さんたちからすればとっても迷惑な生徒だっただろうな
なんて思いながら

扉の開いている図書室に入った。


「懐かしいな……」


あたしはいつも亜澄と座っていた椅子に座る。


あの頃は亜澄とほんとに仲が良かったんだよな……



ふと、左側を向いた。


「え!?」


あたしは思わず声をあげて立ち上がってしまった。