「何してんすか?正門の前で……」


「え?あっほんとだ……」


あたしは正門の前で立ち尽くしていた……



「あはは……帰るね……」


あたしは家の方向に向かって歩き出した…

と同時にあたしは美咲君の方へと引き戻される。


「先輩……一緒に帰ろう!」

「え?あ、うん。そうだね」


あたしたちは一緒に家に帰った。


あっ!聞かなきゃ……

夏休み中にあったことを……


あの女の子の事……


「じゃあまたね?先輩!」

「あっ!!待って……あっ、いや……
またね……」


はぁ。聞けなかった……


やっぱり聞けないよ……ね……