ーーーーピピピピ、ピピピピ 目覚ましの音が部屋に響く。 あたしはそれを止めると当たりを見回した。 「 夢 ? 」 なのか? あまりにもリアルでハッキリしていた。 それと、 なぜかあの切なそうに笑う冬麻の顔が頭から離れない。 病気か? そんな事を思っていたら 「 7時50分、遅刻する 」 あたしは急いでベッドからおりて準備をして家を出た。