人形と王子様【完】


「 ははっサンキュ 」


綺麗な夕日が冬麻を照らし。
凄く、凄く輝いて見えたのは気のせいなのかな。







「 じゃああたし帰る 」


「 送る 」


「 結構 」



「 無表情でそんな事言うなよ、本音みたいだろうが 」



ぷっと笑う。





しょうがないでしょ?
笑いたくても、笑えないの。





表情の作り方すら
心を開いてない人の前では


覚えてない。