人形と王子様【完】



ーーー放課後




いつものように、鞄を持って教室を出ようとした時だった。






「 亜憐さんっ 」



後ろからあたしを呼ぶ気持ち悪いあいつの声がした。






「 なに 」



「 一緒に帰ろう? 」




「 無理 」



「 じゃあ行こっか 」



にっこりと笑うこいつ。
王子様になりきったつもりか?
てか人の話聞けって。








まぁいい



「 昨日の事はお礼言ったでしょ。もうあたしに関わらないで 」





そう言い残すとあたしは学校を出た。