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「 亜憐っ 」



前からまたあの声が聞こえた。



「 なに、てかもう学校か 」



「 ぼーっと歩いてんなよ、アホ面してよ 」



ふっと笑うそいつに
なぜかあたしの心臓はうるさく高鳴っていた。






「 うざい、気持ち悪い 」


「 ....なんて? 」



急にニコニコしはじめ
明らかに怒ってる。



「 なんも 」



あたしは下駄箱に行った。