今考えるとすごい会話だなーってつくづく思う。

まぁそれが楽しかったのもあるけど。

その会話のあと、

「なぁなぁやっぱりももテンション上げて〜や。」

「絶対にいや‼」

「えーお願いやって。もものテンション上がってるところ見たい。」

って言って京太先輩があたしの隣に近づいて来た。


あたしは逃げようとしたけど京太先輩が

「なんで逃げようとするん?離れて行かんといて。」

って言われた。

そして京太先輩とあたしの肩が触れる位まで近くに来てあたしの顔を下から覗いてきた。

その時京太先輩の手があたしの手の上にのせて覗いてきた。

顔が近いよ…

顔が熱い…

恥ずかしい…

あわわわっっっ

どないしよっっっ

って思ってたら

「いきなりこんなんされたら困るやんな。ごめんな」

って謝ってきた。

「……。」

「普通の女子はこれで俺の事好きになんねんけどな。」

えっ?

今なんて言った?

普通の女子はこれで好きになる⁇

って事はこれを色んな人にやってる訳?

あれま。すごい事聞いちゃった〜

とか思いつつ

「そうなんですか?すごいですね。」

「うん。てかこれでテンション上がりそう?」

「いや。無理です。そんなにテンション上げて欲しいんですか?」

「うん。当たり前やん。ももが変態になんねんで?」

「そうですね。てかあたしもそろそろ限界なんでテンション上がっていくと思よ〜」

「えっ?ほんまに?ももテンション上がるん?」

「うん。そろそろ無理、限界。」

数分後

「テンション上がった?」

「うん。まぁまぁ。」

「どんな位?」

「85%」

「おー」

「あたし変態やで?大丈夫?」

「うん。大丈夫。俺も変態やから。」

「そっか。ならよかった。」

「ももおいで。」

また京太先輩が両手を広げて待っている。

あたしはまたこの前と同様近づくけど寸止め。

なら今回はだれも居ないから先輩があたしの両手を引っ張って強制的に先輩の胸の所にいく事になった。

恥ずかしいよぉ…

今周りから見たら抱きついてるカップルに見えるんじゃないかな。