不器用少女と一途な少年




心の底から






“真城、頷かないで”







そう祈っているのだから。











ただボーっとしていると、矢倉さんが帰っていった。



真城が1人、下駄箱にいる。








…なんて返事したのかな?










いいよ。って言ったかな?








…断る理由がないしね。








矢倉さんは可愛くて、純粋で、優しくて
素直で…。





全く私とは違う。






そんな矢倉さんに告白されたら、



そりゃあ嬉しいよ。