――――さん! お母さん!! 見て!綺麗なお花! 小さい頃のウチが笑顔で話しかけている。 でもお母さんの声が聞こえない。 姿さえも見えない。 ウチのお母さんってどんな人? ―――――ドクン!!! ――――ガバッ 「…ハァ……ハァ…」 なんで……。 「なんでこんな夢ばっか見るんだよ!!!」 夜中、渚の叫び声が響き渡った。