私が一之瀬楓への気持ちを自覚したのは、朝休みの話。 今、ようやく2時間目を終えたばかりである。 「美羅乃~、次は移動教室だね~! 行こッ!!」 「あ、ちょっと待って、優姫~」 私は優姫の背中を追いかけた。