【完】あまのじゃく姫と俺様王子








「気になるワケないじゃん!
だいたい、あんなヤツねぇ......」







「ちょ....、美羅乃....前......」







「前?」







優姫の視線は私ではなく、私の後ろに向いていた。







優姫に言われ、前をふりかえる。








「よぉ、美羅乃姫☆」








そこには、なにか企んでそうな、一之瀬楓の余裕の笑みがあったのだった。