一之瀬楓はただ遊びで王子様キャラを演じてるだけなのにさぁ~。 一之瀬楓の本性を知っちゃった私はちょっと笑えてくる。 「ほら、美羅乃! 王子んとこに行ってきなよ」 優姫が軽く私の背中を押した。 「あんなヤツ、王子でもなんでもないし! アイツんとこに行く必要もない」 「まったまた~☆ 美羅乃、正直に白状しなさい! 王子のコト、気になってるでしょ?」 アイツが気になる? まさか!!