「一緒に帰りたくねーんだよな? なら......」 一之瀬楓が私にせまってくる。 「分かったから! 一緒に帰ればいいんでしょ!!」 キスなんて絶対ムリ。 この人バカじゃないの? 私のファーストキスを奪われるなんて絶対ありえないんだから! 「.....な~に真っ赤になってんだよ? 冗談だし。まさかキスしてほしかった?」 「なワケないでしょ!!」