隣の席の鈴木君

「鈴木君が恋しい?」

突然そんな言葉を、耳元で囁かれ、

ビクッと飛び跳ねた。


それを見た龍之介はクスッと笑う。



「乙女な反応だね?」


「…からかわないでください」


平静を装ってそんな事を言う。



「鈴木君は、向こうで、

楽しんでるんだろうな~」



「…どういう意味ですか?」


「・・・さぁ?」


「・・・」


「俺たちも、取材旅行、楽しもうか?」


「何言ってるんですか?!

ちゃんと執筆してくださいよ?

私は千田先生の見張り役で来たんですから」



「・・・はい」

私が一言怒ると、

龍之介は、少しシュンとなった。

見た目と違うギャップに、思わず笑ってしまった。