隣の席の鈴木君

「それは本気だから。

…だから、ちゃんと考えてほしいな?」



「…私」


その場で答えを言おうとしたら、

龍之介が私の唇に指をあてた。

・・・その行動に、ドキッとした。



「普段のオレを見てから決めて?」

「・・・は、い」


・・・そう、

普段の龍之介は、

イケメンで、とても素敵な容姿。

仕事だって、いつも真剣で、情熱も凄い。

そんな彼を見たら、どんな女も、

彼に惚れるだろう・・・

でも・・・


「今日のドレス、控えめだけど、

凄く似合ってるね?聡美ちゃん似合ってるよ」


「・・・ありがとうございます」

私はニコッと微笑んだ。

…鈴木君は、何も言ってくれなかったけど。