隣の席の鈴木君

私の事なんて忘れたかのように、

2人の世界。

これは仕事だから、と割り切って入るけど、

なんだかちっとも楽しくない。


「あまり楽しんでないみたいだね、

これをどうぞ?」


「エ、すみません・・・ゲ」

思わずゲッ言ってしまった。


それを見た相手は苦笑い。

「あれ以来、嫌われたみたいだね?」

「そ、そんなことありません、千田先生」


…龍之介も招待されていたようだ。

知らなかった。

・・・でも、今は誰でもよかった。

私のぽっかり空いた穴を埋めてくれるなら。



「もう、お酒、飲み過ぎないでくださいね?」

「ああ、もう懲りたよ・・・

聡美ちゃんに嫌われたくないし・・・

あんまり記憶がないんだけど・・・

聡美ちゃんにオレの気持ち、言ったような気がするんだけど」



「・・・聞きましたよ」