隣の席の鈴木君

姿が見当たらなくて、

辺りをキョロキョロする。


「・・・ヒャッ!!!」

横からいきなり抱きつかれ、

恐怖のあまり、変な悲鳴を上げた。



「待ってたよ?聡美ちゃん」

「・・ど、どうも、千田先生、・・・」


「ヤダなぁ…龍之介って呼んでよ」

「…龍之介・・・さん」


「もう照れちゃって」

「・・・」


私は全く照れていない。


酔ってるにもかかわらず、

力の強い龍之介に連れられ、

2人で大きなソファーに座った。


「聡美ちゃんも、一杯どうぞ?」

「…すみません、まだ仕事中ですから」

「そんな固いこと言わないで」

「・・・」

やたらと絡んでくる龍之介に、

嫌悪感を抱きながら、

長い事、相手をしていた。