隣の席の鈴木君

「私ではダメなんです!!!

龍之介様を、どうか止めてください」



「・・・は、はい!」


泣きながら懇願されて、

嫌とは言えなくなり、

渋々中にはいる事になった。

…この部屋に入るのは初めてなんだけど。



「この部屋は、龍之介様の憩いのスペースです。

この部屋に入る担当者は、西野様が初めてなんですよ。

それくらい、大事なお部屋なんです・・・」


「はぁ・・・」


私を信用してくれるのは嬉しいが、

酔っぱらってる時じゃなくて、

しらふの時に呼んでほしいなあ…と思うのは、

私だけ?


「それでは宜しくお願いします」

「・・・はい」


何度か深呼吸をした私は、

静かにドアを開けた。

「失礼します・・・西野です。

千田先生、どこです?」