隣の席の鈴木君

・・・

・・・・・

・・・・・・・


それから何分睨み合っていたのか?


折れたのは。


「仕方がないなあ・・・

聡美ちゃんの言う事なら聞いてあげるよ」


そう言って溜息をついた龍之介。


「ありがとうございます」

私は龍之介の手を取って、

オーバーに喜んで見せた。


そんな私を冷たい眼差しで見つめる鈴木君。


こんな私にご満悦な龍之介。


それからはスムーズに事は進み、

終わったのは午後8時。


豪邸を出たら、辺りはすっかり暗闇に包まれていた。


「あんな女の子みたいな態度、取れるんだな」

ボソッと呟いた鈴木君。


「しょうがないじゃない。

自分で気持ち悪いと思っても、

千田さんはああいうタイプの女が好きそうだったから、

頑張って演技したんだよ?」