隣の席の鈴木君

「ん~!美味しい」


「幸せそうだな」


満面の笑みを見せながら、

最高級の料理を堪能する。


そんな私の笑顔を見て、

鈴木君も、思わず笑みをこぼしていた。



…カシャッ。


…今の音は?


我に返り、鈴木君を見ると、

頬を緩ませながら料理を食べる私の写真を、

事もあろうに、

バッチリ写真に収めていた。


「ちょ、ちょっと!

写真を撮るのは料理だけでしょ?」


慌ててそう言った私。


「別に、雑誌に載るわけじゃないんだから、

一枚くらいいいだろ?

聡美の食べてる姿が、本当に幸せそうだから」


真顔でそう言った鈴木君。


「ヤダヤダ、消して!

絶対変な顔してた」

「ヤダね」