隣の席の鈴木君

驚くほど大きなお腹の悲鳴。

鈴木君は唇を離し、

私のおでこに、自分のおでこを軽くあてた。


「お腹、空いたよな」

そう言ってニコッと・・・


私は恥ずかしすぎて、

出来る限り目線を泳がせる。

目なんか会わせられない。



「ここのホテルの料理も上手いんだって、

それともここで二人で食べるか?」



「も、もちろん、レストランへ行く」

今のこの状況で、

2人きりとかマジであり得ない。

ただでさえ、恥ずかしくて、穴があったら

入りたいのに。



「ププ」

我慢してくれてたんだろうけど、

鈴木君が、笑い出した。

も~・・・いや。

「笑うな」


「ほら、レストラン、行くぞ」