「こころ…‥?」 びっくりしたような目で私を見る。 真紀はまるで勝ち誇ったかのよう‥。 「信じて…私、謝りたくてっ…‥なの、に…」 途切れ途切れに出る言葉はどれも私が言いたかった言葉じゃなくて…‥。 「颯は真紀を選んだんだね…‥ごめんね、さよなら…‥‥」 早く逃げ出したくて、私は出口まで全速力で走った。 私を呼ぶ声が聞こえた気がしたけれど、構わず走る。