走っているのはいいものの、私は運動が大の苦手。
だんだんと彼氏君との距離は離れていく。
すると彼氏君は後ろを振り向き、私の方に戻ってきた。
「何やってんだよ。」
呆れたように言う。
「だって‥早い…。」
息を切らしながら言うと手を目の前に差し出してきた。
「ほら。」
手。繋ぐの?
ちょっと恥ずかしい…
けれどそんなことを言ってる暇はないので手をとってまた走り始めた。
冷たいようで本当は凄く気にかけてくれている。
そんな彼氏君の優しさが温かくて、少しくすぐったいんだ。
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