けれど、教科書などには何もされていなかった。 沢山の画ビョウだけ。 誰が何のためにこんなことをしたのかは、分からないし想像もつかない。 クラスの中は至って普通で…‥ 少し涙ぐみながら椅子に座っていると、一人の女の子が話かけてきた。 「心っち?どうした?」 「真紀‥」 ぐいっと目に溜まっていた涙を拭う。