走って、走って… またあの裏庭へと足が向いた。 心がぐちゃぐちゃ…… 「颯……」 口を開けたら最初にこの名前が出た。 「おう……」 え───…‥? 言葉が出なかった。 だって、後ろを振り向くといるはずのない彼がいたんだから。